投資信託

【投資信託】バランス型ファンドをおすすめできない3つの理由

投稿日:2019年1月18日 更新日:


[Pixabay]

どうも、くりりんです。

投資信託の中に、「バランス型」と呼ばれるタイプの投資信託がありますが、
私はあまりおすすめしていません。

今回はその理由についてシェアさせていただきます。


1. バランス型ファンドとは

バランス型ファンドとは一つのファンドで株式や債券、REIT、コモディティを、国内、先進国、新興国などに分散投資して運用するファンドのことです。

投資家が自分で個別に複数のファンドを購入しなくても、このバランス型ファンドさえ購入していれば、全世界に分散投資(アセットアロケーション)ができます。

また、複数のファンドをどのような比率で購入して運用するか、というポートフォリオを運用会社が決めて運用してくれるのです。

さらに、このバランス型ファンドの特徴として、運用期間中に適宜「リバランス」という作業を自動的に行ってくれます

リバランスとは、、、

複数のファンドを設定した比率で購入し、運用していく際、保有するファンドの時価総額が変動することで配分比率(バランス)に「ズレ」が生じてきます。
これをファンドの売買によって当初のバランスに調整しなおすこと「リバランス」と言います。

通常、複数のファンドを購入して分散投資を行っていると、このリバランス作業を自分で決めた頻度で定期的に行わなくてはなりません。

しかしバランス型ファンドの場合、このリバランスを運用会社の方で行ってくれるのです。

このように、全世界への分散投資、ポートフォリオの構築、リバランスを全て行ってくれるということで、投資家としては、何も手間がいらないのです。

ということで、いつも忙しくて資産管理に十分時間が取れないサラリーマンなどの方々を中心に、「メッチャ楽だ!」、「夢のような商品だ!」といった感じで根強い人気を誇っています。

 ◇ここまでのまとめ◇

 バランス型ファンドのメリット

  • 1つのファンドで分散投資ができる(ポートフォリオも構築してくれる)
  • 分散投資によってリスクが抑えられる
  • リバランスの手間がかからない
geralt / Pixabay

2. バランス型ファンドをおすすめできない3つの理由

ここまで、バランス型ファンドの良い面を解説しましたが、私としては、このバランス型ファンドを購入すべきではないと思っています。

では、私がそう思う3つの理由をこれから説明します。

2-1 信託報酬手数料が高い

まず、バランス型ファンドは、信託報酬手数料が高いです。
信託報酬手数料とは、投資信託を運用している際に毎日かかる運用管理費にあたる手数料です。

この点一つをとっても、私はバランス型ファンドをおすすめできません。

なぜなら、手数料等のコストは、投資によるリターン(利益)にとって、ダイレクトにマイナス要因だからです。

バランス型ファンドの信託報酬手数料が高い理由ですが、

一つは「ファンドオブファンズ方式」だからです。

ファンドオブファンズ(FOF)方式とは、あるファンドが他のファンドに投資・運用することです。

(これに相対する用語として、「ファミリーファンド方式」がありますが、ここでは割愛します。興味があればググってみてください^^)

このFOF方式は、他のファンドに投資・運用が可能なので、投資の選択肢が広がり、様々な運用が可能で、積極的な分散投資による運用益を目指すことができるというメリットは確かにありますが、、、、

その反面、私たちが投資したファンドがさらに他のファンドに投資するわけですから、

信託報酬手数料が2重にかかってしまうのです。

これが、バランス型ファンドのようなファンドオブファンズ方式の投資信託の信託報酬手数料がどうしても高くなってしまう最大の理由です。

手数料が高くなる理由の二つ目は、純粋に、「リバランス」を運用会社に委託している分の手数料が上乗せされているからです。

要するにリバランス作業の手間賃ですね。

以上2点の理由で信託報酬手数料は高いため、購入はおすすめできないのです。

Ramdlon / Pixabay

2-2 自分が何に投資しているかを把握しにくい

バランス型ファンドを購入し、運用するという工程においては、ポートフォリオを自分で組まない、リバランスも自分でしなくてよい、という言わば「至れり尽くせり」状態なわけで、投資家としてはほとんど何もすることが無いくらいです。

「それで何が問題なんだ!」と思われるかもしれませんが、私が懸念しているのは、

【日々の忙しさにかまけて、「自分が投資信託で資産運用をしている」ということ自体を忘れ、運用状況の確認が疎かになるのではないか】

ということです。

実際には、運用会社から定期的に送付される「運用報告書」を読めば、実際に複数のどういうファンドに投資し、それぞれどれくらいのコストを支払い、どれくらいのリターンを出し、総合して得られた収益はどうだった、ということを確認することは可能です。

しかし、投資信託における必要作業のほとんどを「丸投げ」している状況下ですから、どうしても投資信託の中身も把握せず、ほったらかしになってしまうのではないかと心配してしまいます。

おそらくそういう状態に陥っているバランス型ファンドユーザーは少なくないのではないでしょうか。(もちろん、きちんと定期的に運用状況を確認している方もいるとは思いますが。)

2-3 実践を通して「投資信託」が学べない

2-2で説明したように、バランス型ファンドを購入すると「至れり尽くせり」状態になり、「ほったらかし現象」が起きてしまう可能性が高いと思っています。

このことがもたらす最大の悪影響は、

『実践を通して「投資信託」が学べない』ことです。

私は、着実な資産運用方法として、リスクを抑えるために全世界への投資(アセットアロケーション)をおすすめしており、国内、海外(新興国、先進国)の株式、債券、REITのそれぞれのインデックスファンドを個別に購入するのが最適だと思っています。

それぞれのファンドを決めた配分比率で購入し、運用状況を定期的に確認していると、経済状況、世界情勢によって、それぞれのファンドの価格がどういう動きをするのか、ということを把握することができます。

そして、私は1年に1回程度の頻度でリバランスを行っていますが、各ファンドの全体に占める比率(アセットバランス)を確認し、バランスのズレを修正するリバランスの作業でも、自分で計算することで、全体の状況を詳細に把握することができます。

リバランスの際には多少の計算が必要ですので、ある程度知識の習得が必要ですが、軽くインターネットで検索すると、計算方法はすぐに調べることができます。

何が言いたいかというと、

「自分がある程度のリスクを背負って投資をしているのだから、投資対象のものに対する知識を最低限修得するべきではないか」

と私は思うのです。

ですから、投資信託のいろはを実践を通して学習しにくいバランス型ファンドはおすすめできません。

3.さいごに

以上、私がバランス型ファンドをおすすめできない3つの理由について解説しました。

バランス型は手間がかからない等のというメリットは確かにあるので、よく検討した上で購入するという決断をされてもよいかと思います。

ただ、もしこれから投資信託を始めようという方で、バランス型ファンドってどうなの?と迷われている方がいたら、判断材料の一つとしてこの記事が参考になれば幸いに存じます。

それでは今回はこの辺で。 んじゃまた。

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