
どうも、くりりんです。
これから資産運用として投資信託を検討されている方へ。
・投資信託を買って資産運用したいけど、投資信託の種類とか銘柄が多すぎてどれを買えば損をせず、失敗しないかがわからない。
・似たような名前のファンド名がいくつもあって、それらの違いがわからない。
今回は、こういった悩みを解決するために、損をしないファンドの選び方について説明していきます。
本記事を読むと・・・
- 投資信託を選ぶ時の「基準」が明確になります。
- 投資信託の銘柄名を見れば投資信託のタイプが一瞬でわかるようになります。
■目次
この記事を書いている私くりりんは・・・
・投資信託(投信積立)歴2年。
・これまで投資信託の関連書籍(入門~上級向け)を累計50冊ほど読破。
ということで、投資の実践経験はまだまだ浅めですが、投資信託の知識・ノウハウを体系的に習得しました。
1. 損をしないファンドの選び方
1-1. 手数料が安いファンドを選ぶ
ファンドを選ぶときには、とにかく手数料が安いものを探しましょう。
なぜなら、手数料は、直接的に投資のリターンからマイナスされるからです。
買ったり、保有したり、売ったりするだけで自動的にかかるコストですから、手数料が高いファンドだと、かなり損することになりますよね。
具体的にファンドの種類をいうと、
ノーロードのインデックスファンドであれば、販売手数料は無料だし、運用中にかかる信託報酬手数料も比較的低いものが多いのでおすすめです^^
また、投資信託における手数料についてのお話は、過去に詳し目に説明していますので、よかったらご確認ください☆
⇒【投資信託のメリット】その3 「運用スキルがいらない」
-2. 考えるべき3つの「手数料」
1-2. 純資産総額が増えているファンドを選ぶ
次に、純資産総額が増えているファンドを選びましょう。
純資産総額とは、そのファンドが投資家から集めた資金を基に設定された投資信託の資産全体の残高のことです。
この純資産総額は資金の流出入(購入・解約する人の増減)や市場価格の変動等で増減します。
つまり、純資産総額はそれだけで、その投資信託の「人気」、「運用状況」、「規模」を表しており、端的に言うと、「投資信託の価値」を示しているといえます。
純資産総額が小さすぎると、運用が困難になる可能性があるため、ある程度の資産規模は欲しいところです。
具体的には、私は純資産総額が30億円以上のファンドを選ぶようにしています。
ただ、純資産総額がただ大きければよいというものではありません。
例えば、50億円ほどの大きい純資産総額であっても、100億円から減少してきた50憶円だった場合は良い状況とは言えません。
つまり、純資産総額が安定的に増加しているファンドを選ぶと良いでしょう。
ここで、ニッセイ日経225インデックスファンドの純資産総額をグラフで示します。

このグラフはこのファンドの目論見書(もくろみしょ)に掲載されているもので、2018年8月末までのデータです。
こちらは、証券会社のHPで個別のファンド情報ページからダウンロードできます。
このファンドの純資産総額は、経時的に増加している傾向があることがわかるかと思います。
このように、順調に純資産総額を増やしているファンドを選ぶようにしましょう^^
geralt / Pixabay
1-3. 「運用実績≧ベンチマーク」のファンドを選ぶ
運用実績がベンチマークと同等か上回っているものを選びましょう。
ベンチマークとは、投資信託が運用の「指標」とする指数のことをいいます。
投資信託には「インデックス型」と「アクティブ型」に2つのタイプがあります。
インデックス型は、「消極的」な運用スタイルで、ある市場全体の動きを反映するような運用を目指すファンドを指します。
一方、アクティブ型ファンドとは、「積極的」な運用スタイルで、市場平均や指数を上回ることを目指すファンドのことです。
→【投資信託のメリット】その2「手軽に分散投資ができる」-2. 「インデックスファンド」で手軽に分散投資!
これらのタイプの違う投資信託ですが、
インデックス型であれば、ベンチマークにより近いもの、アクティブ型であれば、ベンチマークをより上回っているものを選びましょう。
ベンチマークは、投資信託を運用するファンドマネージャーの運用能力を判断する上で重要な指標です。
インデックス型はベンチマークと運用実績との間の乖離が少ないほど優秀であり、アクティブ型はベンチマークを大きく上回っているほど優秀な運用をしていると考え、優秀な運用をしているファンドを選びましょう。
2. 銘柄名で投信の内容がざっくりわかる!
ファンドを選ぶ際に、非常に多くの種類・名前の投信があって、どれがどれかわからない!
という方も多いかと思います。
しかし、投信の名前を見れば内容が一瞬でざっくりとわかります。
なぜなら、投資信託の名前の付け方には法則があるからです。
具体的には、先頭から
- 【運用会社名orシリーズ名】:「ニッセイ」、「野村」、「eMAXIS」シリーズ、「SMT」シリーズ等
- 【投資対象】:「日本国」、「外国」、「先進国」/「株式」、「債券」、「リート(不動産)」等
- 【運用スタイル】:「アクティブ」or「インデックス」
- 【ファンド(or オープン)】:「~ファンド」、「~オープン」
- 【その他】:「毎月分配」、「為替ヘッジ有or無」等
という並びになっています。
例えば、「ニッセイ日経225インデックスファンド」という名前であれば、
1.【運用会社名orシリーズ名】⇒「ニッセイ」
2.【投資対象】⇒「日経225」(日本国株式・日経平均株価)
3.【運用スタイル】⇒「インデックス」
4.【ファンド(or オープン)】⇒「ファンド」
5.【その他】⇒無し
といった感じです。
投信の名前からの情報でだいたいのタイプ・内容はわかりますが、
購入するときは、より詳細な情報を得る必要がありますので、
その時は是非、投資信託の取扱説明書である「目論見書」を見て確認しましょう。
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