投資信託

【画像付】投資信託のトリセツ「交付目論見書」の見方

投稿日:

どうも、くりりんです。

投資信託(投信)で資産運用をする決意をして、実際に購入を考えているあなた!

・購入しようとしたけど、いきなり「交付目論見書」がページに表示されて、この見方が良くわからない

・どの項目がそれぞれ投信の何を示しているかがわからない

そんなあなたがこの記事を読むと・・・

・交付目論見書の構成や見方がわかります

・項目ごとの内容や意味が理解できるようになります

この記事を書いている私くりりんは・・・


・サラリーマンである自分に最適な資産形成方法だと確信し、投資信託を実践中

・投資信託(投信積立)歴2年。

・これまで投資信託の関連書籍(入門~上級向け)を累計50冊ほど読破。

ということで、投資の実践経験はまだまだ浅めですが、投資信託の知識・ノウハウを体系的に習得しました。

投資信託のトリセツ「交付目論見書」の見方

まず、何千種類もある投信の中から、よいものを自分で選んで購入しなくてはいけません。

当然ながら、この最初の投信選びは非常に重要です。

そして、投信選びの際に目を通しておかなくてはいけないのが、
投信ごとに交付される「交付目論見書(こうふもくろみしょ)」です。

タイトルにもある通り、交付目論見書は「投資信託のトリセツ」に相当します。

この目論見書を見れば、投信の内容、中身がわかります。

今回は、交付目論見書の見方について解説をしていきます(^o^)/

1. 「目論見書」には2種類あります

初めに、目論見書には2種類あることを説明しなくてはいけません。

具体的には、

・交付目論見書

・請求目論見書

の2つです。

どちらも投信の取扱説明書には間違いないのですが、ボリュームに違いがあります。

まず、交付目論見書は要約された大切なポイントのみが記されています。

そして、投信を実際に購入する前に必ず読まなくてはなりません。

Web上で購入する場合には、購入前にページ上に表示され、「読んで理解した」という意思表示をしないと先に進めないようになっているかと思います。

一方、請求目論見書は、我々投資家が請求した時にのみもらえるもので、交付目論見書より詳細な内容が記されています。

なので、請求目論見書を読めば、ファンドの細かな経理状況など、詳細な情報を得ることができます。

ですが、投信の概要や基本的な中身を把握したい場合には、交付目論見書がしっかり理解できれば何も問題ありません

ということで、この記事では交付目論見書のみにフォーカスして解説をしていきます。

2. 交付目論見書の取得方法

交付目論見書は、各証券会社のHPにて、見たい投信の概要ページから簡単に取得できます。

下の画像はSBI証券で「ニッセイ日経平均インデックスファンド」を検索した画面を示しています。

画面右上あたりに、「目論見書」というリンクがありますので、こちらをクリックします。この投信を購入する前にも目論見書の確認が求められます。

https://site0.sbisec.co.jp/marble/fund/detail/achievement.do?Param6=22931316B

次に、下の画像の「閲覧」ボタンをクリックすれば、目論見書を見ることができます。過去の目論見書が見たい場合は下画像の「こちら」をクリックすると過去のものが閲覧可能です。

こちらが交付目論見書の1ページ目です。

「ニッセイ日経平均インデックスファンド」交付目論見書(2018年11月版)より

3. 交付目論見書の構成・内容

次に、交付目論見書の構成や内容について解説します。

基本的に、交付目論見書は運用会社が違っていても、

文書の構成や記載事項、基本的な用語等は統一されています。

具体的には、以下のような構成になっています。

①商品の分類・属性

②ファンドの目的・特色

③投資リスク

④運用実績

⑤手続き・手数料

この5項目は実際の交付目論見書でも①~⑤の順に記載されています。

それでは次に、それぞれの項目の内容について、説明していきます。

①商品の分類・属性

ここには、商品(投信)の大まかな概要が示されています。

ざっくりと「どの地域の」「何に」投資されるかを知ることができます。

大きく分けて「商品分類」と「属性区分」の2つの見出しで記載されていて、「属性区分」は「商品分類」をより詳細に区分分けしたものになります。

↓商品分類の記載項目

単位型/追加型投資対象地域投資対象資産補足する分類
単位型

追加型
日本国内
海外
その他
株式
債券
不動産投信(REIT)
その他
MMF
ETF
MRF
インデックス型
特殊型

↓属性区分の記載項目

投資対象資産決算頻度決算
対象地域
投資形態為替ヘッジ対象インデックス特殊型
株式
 一般
 大型
 中小型
債券
 一般
 公債
 社債
不動産
その他
年1回

年2回

年6回

年12回

その他
日本

欧州

北米

アジア

アフリカ

その他
ファミリーファンド


ファンド
オブ
ファンズ
あり


なし
日経平均

TOPIX

コクサイ

その他
ブル・
ベア型

ロング・ショート



その他

下の画像はニッセイ日経平均インデックスファンドの例です。

「ニッセイ日経平均インデックスファンド」交付目論見書(2018年11月版)より

ちなみに、「追加型」というのは、時期を問わずいつでも売買できる投信のことを指します。

この商品分類・属性区分を見ると、投信のタイプ・内容が大方わかりますね^^

②ファンドの目的・特色

ここは、運用のプロセスや方針、投資スタイルが記された箇所です。

アクティブファンドの場合、どういう投資スタイル、どういう投資哲学で運用していくか、という点は非常に重要です。

アクティブファンドであれば、ここはバリエーションに富んだものになっているため、記載内容をしっかりと確認するようにしましょう。

一方、インデックスファンドの場合はインデックスの動きに沿うことが目的であるため、記載内容はほとんど変わりませんから、あまり重要ではありません。

「ニッセイ日経平均インデックスファンド」交付目論見書(2018年11月版)より

③投資リスク

ここは、基準価格の変動が生じること(価格変動)の要因としてどのようなリスクがあるかを記しています。

具体例を次に挙げておきます。

株価変動(株式投資)リスク
国内もしくは海外の景気、経済、社会情勢等の変化や、会社の業績等の様々な要因で株価が変動してしまう可能性のこと

金利変動リスク
金利が変動することによって資産の価値が変動してしまう可能性のこと。

為替変動リスク
為替相場の変動によって外貨建ての資産価値が変動してしまう可能性のこと。

カントリーリスク
投資対象の地域で起きる政治的もしくは経済的な環境変化によって、証券市場等に不安・混乱が生じることで資産価値が変動してしまう可能性のこと。

流動性リスク
企業のスキャンダルや上場廃止等によって、株式の売買が極端に少なくなることで取引が成立せず、売りたいときに売れない可能性があること。

下の画像は「ニッセイ日経平均インデックスファンド」のものですが、「株式投資リスク」と「流動性リスク」が記載されています。


「ニッセイ日経平均インデックスファンド」交付目論見書(2018年11月版)より

また、参考情報としてファンドの騰落率(ある期間における価格変動比率)に関するグラフが記載されたりもします。

「ニッセイ日経平均インデックスファンド」交付目論見書(2018年11月版)より

④運用実績

ここでは、基準価格の現在までの変動推移、純資産総額の推移等が記載されています。

実際の記載内容はこちら。

「ニッセイ日経平均インデックスファンド」交付目論見書(2018年11月版)より

分配金の実績や年間収益率の推移等も記載されています。

⑤手続き・手数料

ここには、「お申込みメモ」と「ファンドの費用・税金」という2つの記載事項があります。

「ニッセイ日経平均インデックスファンド」交付目論見書(2018年11月版)より

まず「お申込みメモ」では、運用に関する諸項目についてたくさん記載されています。

特に注意して確認しておきたいのが、決算日、信託期間、繰上償還の3つです。

決算日は、分配金が確定する期日なので、分配金ありの投信を購入する場合には決算日を確認しておきましょう。

信託期間は、投信を運用する期間のことです。

ここに期間が明記されている場合は、その期間までしか運用されません。
「無期限」であれば、満期はなく、ずっと運用されていきます。
満期までが短い投信もありますので、ここは必ずチェックしましょう。

繰上償還は、満期を待たずして投資家に全額もしくは一部が払い戻されることを指します。

投信ごとに決められた基準の純資産総額または総口数より下回った場合には、この繰上償還がなされることになり、運用がストップしてしまいます。

運用がストップしてしまうと、今後の資産運用の計画が狂うことになってしまいますので、繰上償還の条件と現在の純資産総額や総口数を確認しておきましょう。

「ニッセイ日経平均インデックスファンド」交付目論見書(2018年11月版)より

また、「ファンドの費用・税金」では、購入時や運用時にかかる手数料について記載されています。

どこにどれだけの手数料がかかっているのかということが分かりやすく記載されていますので、しっかり確認しておきましょう。

いかがだったでしょうか。

何かの参考になってもらえたら幸いです。

それでは、んじゃまた。

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